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#7 催眠・黄昏・三姉妹

なんか色々やってたらこんな時間になってしまった。まだ一冊も読んでないのに...。まあアプリの方はちゃんと読んでるんだが。

 

さて思ったより長く続いてしまったこのシリーズをさっさと終わらせてしまおう。

『帝乃三姉妹は案外、チョロい』(以下『三姉妹』)について触れていくわけだが、元々、『三姉妹』をとっかかりに最近のラブコメの傾向に対して思うことをつらつら書こうと思っていた。しかし、長くなりそうだし若干本筋からずれそうなのでまたの機会にして今日は短めにサクッと終わらせよう。

 

以下ネタバレ含む?↓

 

 

 

『三姉妹』は、それぞれの分野で天才と呼ばれる帝乃家の三姉妹の元に、親を亡くし家族に憧れる主人公がひょんなことから居候することになり、家族としての姉妹間の仲を取り持とうとする中でわちゃわちゃするラブコメである。基本的にはタイトルの通り、普段クールな三姉妹のギャップを楽しむような話の作りになっている。

この作品のポイントは、ラブコメ主人公としてのキャラクター設定である。三姉妹は子供たちだけで暮らしており(父親は親の役割を放棄しており、母の消息は不明)、主人公は家事全般をしながら、三姉妹の献身的なサポートを行っている。その行為に下心はなく、姉妹たちから遠回しに行為を寄せられても鈍感である。

つまり、多くの設定が主人公を母として振る舞わせようとしており、主人公の視点からはヒロインとの関係性は親子のそれであるにも関わらず、ヒロインは完全に異性として主人公を意識しているという、誰のどのような欲求を刺激する目的なのかが不明瞭なのである。また本作の絵柄が少女漫画と少年漫画の中間にあるようであることがさらに対象をうやむやにしているように思われるのだ。

 

 

なんだか色々考えていたらよくわからなくなってしまった。元々は、基本的に母のように振る舞いながらも同年代の男らしさを時折見せるやり方がずるくないかと思っていたのだが、俯瞰で見たときにそもそもの構図が変だなということに気付いてしまった。まだ説明がついていない。

 

少し考えたが、これはいわゆる「鈍感系主人公」ラブコメなのではないか。そうだとするとまあお決まりといえばお決まりの流れなのか?

そうするとただ設定周りの奇妙さだけの問題になるのか。ラブコメ的にここから主人公が異性としてヒロインを認識し始めるのだとしたら、相当周到にやらないと近親相姦的な気持ち悪さが生まれてしまうのではないか。

当分はヒロインのデレを見続けるような気がするが、いつか彼らの関係性に変化が訪れる日を楽しみに待っておこう。それがラブコメのトロだからね。

 

積んでたやつじゃないけど最近読み始めて面白かった漫画

今日は読む余裕がなかったので最近読み始めて面白かった漫画を発表

 

いちげき

絵も話もいい

 

 

夏目アラタの結婚

単純なサスペンスととしても良質なのだが、やはりこの顔芸は漫画でしか真面目に表現することができないだろうし、このやり方でしか描けないコミュニケーションのリアリティというものがあるだろう。

 

瓜を破る

絵柄で舐めてたけど話の作り方が上手いのでぐいぐい読めた。人を舐めてはいけないんだよなという気持ちにさせてくれる。「社会人・性・仕事」みたいなキーワードで連想する漫画は『来世ではちゃんとします』なのだが、貧困だからドラマが生まれるわけではないんだなと本作を読んで思った。

 

ヴィンランド・サガ

おもろい!!!